3月9日 金曜日 曇り少し冷え込む
今日金曜日はジムに行く日であるが親友の青磁陶芸作家で人間国宝の中島宏氏の葬儀に夫婦で列席するため、ジムはお休み。
特急みどりで武雄温泉駅へ、タクシーで葬儀会場へ。開式1時間20分前に着いたので夫婦ともゆっくりと坐って葬儀の始まるのを待った。その間、柿右衛門、今右衛門、太郎右衛門、松尾重利、溝上秀次、中村恵美子氏など多くの陶芸作家と会って久しぶりに話すことが出来た。
葬儀では山口佐賀県知事、小松武雄市長のほか九州陶磁文化館の鈴田由紀夫館長ら5人が弔辞を読み、鈴田館長が中島宏さんが寄贈した唐津焼武雄南部系の二彩唐津(地元では古武雄と最近称しているが、自分は異論がある)寄贈のいきさつを披露した。宏さんが600点以上にものぼる収集品を譲渡したあと手を合わせたというエピソードにほろりとした。
彼が二彩唐津を集めていることは早くから承知しており、15年ほど前、娘も一緒にコレクションを見せてもらい自分が集めた弓野焼の徳利、三島唐津などを見て貰ったことがある。そのころ彼は450点集めたと誇らしげに語り、将来的にはどこかへ寄贈して一堂に展示して多くの人に見てもらいたいと話していた。
それが実現して今年10月には披露できる段取りにまで進んでいる。鈴田館長は宏さんもコレクション展を見るのを楽しみにしていたのに急に亡くなって残念と、立ち話の中で語った。
式場には400人以上の参列者が見えていた。出棺まで見送って、駅まで歩き、特急みどりで佐賀まで帰って来た。
左腰の手術による筋肉、神経へのダメージはまだ癒えていない。傘を杖代わりに歩いたが、我が家に着いたときは疲れ果てていた。明日はジムで泳ぎたいな。